花は、目で楽しむだけのものではありません。
世界の食文化を見ていくと、ローズ、ジャスミン、エルダーフラワーなど、香りを活かして使われてきた花が数多くあります。
お茶の世界でも、花の香りは昔から大切にされてきました。
今回は、花と発酵の関係についてご紹介します。
⸻
花が持つ香り
花は、種類によってまったく異なる香りを持っています。
甘い香り。
爽やかな香り。
華やかな香り。
少しスパイシーな香り。
私たちが花を嗅いだときに感じる香りは、複数の香気成分が組み合わさって生まれています。
⸻
ローズ
ローズは、香りを楽しむ植物として長い歴史を持っています。
中東やヨーロッパなどでは、食文化の中でもローズウォーターなどが利用されてきました。
特徴的な華やかさがあり、果実やお茶とも組み合わせることができます。
⸻
エルダーフラワー
ヨーロッパで親しまれてきたエルダーフラワーは、爽やかで甘さを感じさせるような香りを持っています。
植物らしさがありながら、柑橘や果実とも合わせやすい素材です。
地域によって植物の使い方が異なることも、食文化のおもしろさです。
⸻
花とお茶
ジャスミン茶のように、お茶と花の香りを組み合わせる文化は昔から存在しています。
茶葉が持つ香りへ花の香りを重ねることで、単独では生まれない複雑さがつくられます。
コンブチャでは、そこへさらに発酵という要素が加わります。
⸻
香りは強ければ良いわけではない
花の香りは繊細である一方、種類によっては非常に存在感があります。
そのため、使う量のバランスが重要です。
花だけが目立つのではなく、お茶や発酵と一つになる。
その地点を探すことが、フレーバーづくりの一部です。
⸻
香りを味わう発酵
SCOBY TEAでは、発酵を味だけの世界とは考えていません。
最初に感じる香り。
口の中で広がる香り。
最後に残る余韻。
花という素材を加えることで、その流れに新しい表情が生まれます。
発酵と花。
一見遠いように見える二つですが、どちらにも時間とともに変化する繊細な美しさがあります。

