なぜ砂糖を使うの?コンブチャづくりに欠かせない理由

「コンブチャって砂糖が入っているんですか?」

コンブチャを初めて知る方から、よくいただく質問のひとつです。

「発酵茶なのに、なぜ砂糖を使うの?」
「甘い飲み物なの?」

そんな疑問を持つ方も少なくありません。

実は、コンブチャづくりに使われる砂糖には、とても大切な役割があります。

今回は、コンブチャと砂糖の関係について、わかりやすくご紹介します。

コンブチャづくりに欠かせない4つの材料

コンブチャの基本となる材料は、とてもシンプルです。

* お茶
* 水
* 砂糖
* SCOBY(スコビー)

この4つがそろうことで、発酵が始まります。

どれか一つでも欠けると、本来の発酵はうまく進みません。

砂糖は「発酵のエネルギー」

コンブチャに使われる砂糖は、甘さを加えるためだけのものではありません。

発酵を支える酵母や酢酸菌にとって、大切なエネルギー源となります。

発酵が始まると、酵母は砂糖を利用しながら活動し、その後、酢酸菌も働きを続けます。

この微生物たちの営みによって、コンブチャならではの爽やかな酸味や香り、奥行きのある味わいが生まれていきます。

発酵は時間とともに進んでいく

仕込みを終えた直後は、甘みを感じることがあります。

しかし、発酵が進むにつれて、味わいは少しずつ変化していきます。

甘み、酸味、香りのバランスは、発酵時間や温度、茶葉の種類など、さまざまな条件によって異なります。

そのため、ブルワーは毎日味や香りを確認しながら、飲み頃を見極めています。

砂糖の種類でも個性が生まれる

コンブチャづくりでは、使用する砂糖によって風味に違いが生まれることがあります。

例えば、

上白糖
きび糖
洗双糖
黒糖

など、それぞれに異なる個性があります。

どの砂糖を選ぶかは、目指す味わいやレシピによって変わります。

クラフトコンブチャの世界では、茶葉だけでなく砂糖選びも、ものづくりの大切な要素のひとつです。

自然の発酵だから毎回少しずつ違う

発酵は、人の手だけでは完全にコントロールできるものではありません。

気温や湿度、水、茶葉、SCOBYの状態など、さまざまな要素が重なり合って、その日のコンブチャが生まれます。

同じ材料、同じレシピで仕込んでも、毎回まったく同じ味になるとは限りません。

だからこそ、自然と向き合いながら育てるクラフトコンブチャには、その日だけの個性があります。

SCOBY TEAの考え方

SCOBY TEAでは、砂糖を「甘味料」としてではなく、「発酵を支える大切な素材」と考えています。

茶葉、水、SCOBY、そして砂糖。

それぞれの素材が調和することで、自然な発酵が育まれます。

私たちは効率だけを求めるのではなく、微生物が心地よく働ける環境を整え、一つひとつ丁寧に醸造しています。

発酵は微生物との共同作業

コンブチャづくりは、人が一方的につくるものではありません。

ブルワーが素材を選び、環境を整え、あとはSCOBYがゆっくりと時間をかけて発酵を進めていきます。

砂糖は、その小さな微生物たちが活動するために欠かせない存在です。

だからこそ、コンブチャづくりでは砂糖を「悪者」と考えるのではなく、発酵という自然の営みを支える大切な役割として向き合っています。